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八城幾子とは

“彼女”(通称ヤス)生存説に基づく八城幾子とは、“彼女”の中のキャラクターのひとりにすぎません。
紗音嘉音ベアトリーチェと同列の存在。
しかし幾子というキャラクターが生まれたのは86年より後。
戦人が記憶をなくしてから。八城幾子は八城十八の為に生まれたキャラなのです。

相変わらず、……自分が18歳だったという記憶しか、蘇らない。
                                     EP8十八


「18歳だった」記憶は18歳以上の人ならば19歳の人でも30歳の人でも過去の記憶としてありますよね。
と言うのはちょっと屁理屈っぽいですが、十八自身、自分の身体が本当に18歳なのか疑っているようですし、十八が18歳以上である可能性はあるのではないでしょうか。

幾子と十八の出会いのシーン
魔法エンドまで読み終わるとこのシーンは、1986年10月6日の入水後、一人生き延びた戦人が海から上がり、ふらふらしているうちに交通事故に遭って倒れている所に車に乗った幾子がやって来る。という流れに読み取れますが、十八が18歳以上ならば、このシーンが1986年ではなく、86年より数年後の可能性があります。

つまり、86年の爆発事故から、十八誕生まで、空白の数年があった。
その空白の数年の間、戦人は何を考えて何処にいたのか。

彼は、大雨の日に道に倒れ、衰弱し、記憶をなくしていました。
そうなるほどの何かがあったのでしょう。

1986年10月6日六軒島を脱出した“彼女”と戦人は、二人とも生きて上陸したと仮定します。
それならば何故、爆発事故の当事者として生存していることが世間にバレなかったのか。
“彼女”には事件前から莫大なお金があります。86年10月4日より前から福音の家を出て、ひとりの家を持っていたとしても不思議ではありません。家を持っていたというよりは家を与えられていたといった方が相応しいでしょうか。一切の用意は、出所不明のインゴットを現金化出来る人物(源次辺り)がやってくれたでしょう。家の名義は安田、右代宮以外ならば案外世間に知られることもない。生活する上で必要最低限接する人間にはお金を多めに渡せばいい。
その家が八城邸なのか?立派すぎではないのか?
八城邸の背景絵で使用されている家は鎌倉文学館という大きくて立派な建造物ですが、本文中で十八は幾子の住む家を「小さいが立派な家」と評しています。背景絵ほど大きくないのかもしれません。
十八の価値観は記憶喪失とはいえ戦人の価値観から来るものでしょうからお金持ちの息子の「小さい家」がどのくらいかは分かりませんけど。
(余談ですが、鎌倉文学館は旧前田侯爵家の別邸らしいです。旧前田公爵邸は右代宮本家の背景に使われています。)
熊沢あたりに「右代宮家の血筋なのだからこのくらい立派な家に住んでても良いではありませんか」って言われたかもしれませんね。
八城邸かどうかはさておき、使用人として六軒島に通いつつ、推理小説を読んだり、創作活動をしていたであろうその家に“彼女”は戦人をつれて戻った。

自ら生存していると名乗りでなかったのは、真相を明かしたくなかったから。
縁寿のことは、生存した絵羽が引き取ったと知ったから。未成年の自分達の元に呼びよせるより育児経験のある伯母の元で育った方が幸せだと判断したから。
(この判断が誤りだったと後悔するのはずっと後の話)
また、“彼女”の精神状態はかなり不安定だった。
戦人は“彼女”に生きて欲しいと願い、甲斐甲斐しく介抱したでしょう。
その一方、逆に戦人は徐々に精神を病んでいったかもしれません。
戦人は恐らく、事件の全貌を知っているわけではなかった。しかし、いとこに電話を掛けてきたのが留弗夫であることなどから、自分の親が殺人を犯したと推理しているだろう。だけど動機が理解できない、受け入れられない。
最悪な想定は、確定されたなら徐々に受け入れ、時が癒してくれるでしょう。しかし決定事項が無い場合は、いつまでも受け入れられず、前に進むことが困難となります。
疑心暗鬼に囚われた戦人はやがて全ては自分の所為だと思うようになる。そんな折にワイドショーで「右代宮戦人が明日夢の子では無い」ということが報じられてるのを見てしまったら、彼は自我崩壊を起こしてしまったかもしれない。
雨の降る夜、衝動のままに家を飛び出した。
そこで事故に遭う。見知らぬ車にぶつかったか、単独で転んで頭を打ったかもしれないし、或は…飛び降りたかもしれない。

“彼女”はいなくなった戦人を捜す。
精神が不安定のままで何処に行ったのだろうか。不安になった“彼女”は使用人か医者に頼み、車に乗って捜しに行く。
そして公道で倒れている彼を発見する。
本文では倒れていた彼が車から近づいてくる人を「運転手らしき人」と思っただけで、運転席から出てきたとは書かれていません。実は左ハンドルの車で助手席から出てきた可能性もあるかも。

倒れている彼に近づく人物の言葉は、倒れている他人にかける言葉とは思えないような、どこか芝居じみた物言い。
刺激しないように、わざと明るく振る舞っているかのようにも見えます。

医者は「大きな病院に見せた方がいい」とは言うが、「警察に知らせよう」とは言わない。
医者も彼を以前から知っている可能性が疑えます。

どうやら彼は記憶を失っているらしい。
右代宮戦人であることを忘れ“彼女”のことも忘れてしまった。
忘れられたことは悲しいけれど、忘れることで生きてくれるなら、新しい人生を歩んで欲しい。
そして、戦人がいないのなら“彼女”は六軒島の誰かである必要がない。
世界を変更。
“彼女”は六軒島に関係無い、全く新しいキャラを生み出します。
それが八城幾子なのです。
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プロフィール

Author:ことん
おはようございます。
このブログには個人的な解釈・妄想が多分に含まれますが、別解を否定する目的はありません。元より、相違だけで否定出来るはずもありません。
ただ私も魔女になりたい。そのための修行の場なのです。

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