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天縁でメリクリ


「どうして今日はこんなにも人が多いのかしら・・・?」

渋滞に巻き込まれた車の中で、縁寿はうんざりしながら人通りの多い街を眺めて言った。

「どうしてってそりゃ…今日はクリスマスですぜ?」

まさか気付いてなかったのかと天草が驚きの表情を浮かべながら、
視線だけを縁寿の方に向けた。
縁寿はよりうんざりしたような表情で天草を見ていた。

「・・・・・・よりによってそんな日に買い物につきあわせたわけ?あんたは」
「そんな日に、部屋に籠もりきりってんじゃあ何だと思いまして」

「気分転換に」と言っては家から連れ出し、車で待ってると言っても「視野を広げるために」とか何とか言って結局ショッピングもつきあわされた。
さすがに食品売り場だけは辞退したら「じゃあ先に荷物車に積めて待って下さい」とカートを押しつけられ、
縁寿は天草に言ってやる文句を考えながら後部座席に買い物荷物を押し込んだ。
そのほとんどの荷物が縁寿の服や靴だった。


「・・・・余計なお世話よ。―嫌いよ。人混みも、クリスマスも。」

天草はその理由は言わなくても分かるはずだが、知らずかわざとなのか軽い口調で言う。
「―あ、夜景とか見に行きます?」

「嫌よ。」
瞬殺だった。

「なんで、あんたと 寒い思いして見なきゃならないわけ?」

天草はそうですねとしか言えずにハンドルを握る。渋滞はもうすぐ抜けそうだ。

「・・・・家に帰って、窓から見ればいいじゃない。」



天草はもう一度そうですねと言った。

「あからさまに嬉しそうに言わないでよ…」











「そう言えば今日は珍しく助手席に座ってくれたんですね」

「・・・・っ に、荷物が沢山あって後ろに座れなかっただけよ!」



****************


クリスマス過ぎた上にあんまりクリスマスっぽくないっていう…
まだ恋人ではないイメージ。

ところで98年頃ってイルミネーションって言葉まだ流行ってなかったよね?

難しいな小説って!











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プロフィール

ことん

Author:ことん
おはようございます。
このブログには個人的な解釈・妄想が多分に含まれますが、別解を否定する目的はありません。元より、相違だけで否定出来るはずもありません。
ただ私も魔女になりたい。そのための修行の場なのです。

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